二世帯住宅とは?プロが教えるメリット・デメリットと 3 つのタイプ

二世帯住宅とは一般的に親世帯と子世帯が一緒に住む住宅のことを指します。どちらの親と住むのか、 どのような親子関係なのか、家族だからこそ遠慮がない分、他人と暮らすよりトラブルになりやすいこ ともあります。

今回この記事では、

  • ・「二世帯住宅とは何?」
  • ・「二世帯住宅の種類」
  • ・「メリット・デメリット」
  • ・「賢い二世帯住宅の建て方」

を説明いたします。

二世帯住宅に興味がある、必要になりそう、これから建てようと考えている人の参考になれば幸いです。

 

二世帯住宅とは?

二世帯住宅とは文字通り 2 つの世帯が一緒に住まう家ですが、その形はそれぞれのケースや条件によっ て様々です。

住まう家族の構成や関係性、そしてライフスタイルなど、あらゆる要素を考慮して、家の 空間をどの程度共有するのか、あるいは分離するのか慎重に決定することが大事です。

 

近年、二世帯住宅の需要が高い理由

近年、弊社が得意としています品川区や目黒区等の城南地域でも、多くの二世帯住宅のご検討、ご依頼 がございます。

その理由としては大きく分けると 4 つ。

  • ・経済的な理由
    →2 件建てるより、二世帯建てた方が建築コスト抑えられるため
  • ・共働き世帯の子育て協力
  • ・親世帯の土地の有効活用
    →土地の購入が必要ないため資金を建築に集中可能
  • ・相続税対策

子世帯としては共働きの夫婦の場合、親世帯に子育てに参加してもらえ、二世帯一緒に暮らすことで電 気代などの光熱費や家の維持費を減らすことが可能。

親世帯は、離れて暮らす必要がなく老後の心配を解消できる点でニーズが非常に高まっております。

そして最大のメリットは相続税。

後ほど詳しくお話をしますが、大幅に節税をすることができます。

以上のことから、東京都心を中心に二世帯住宅の需要は伸び続けています。

 

二世帯住宅の間取りの種類は 3 つ

ではどのようなタイプの二世帯住宅があるの かご説明します。
大きく分けて 3 つのタイプに分類できます。

  • ・完全分離型
  • ・部分共有型
  • ・完全同居型

 

完全分離型

まず、親世帯と子世帯をキッパリと分けるタイプを「完全分離型」と呼びます。

入り口の玄関から廊下、階段やキッチン等まで、全てそれぞれの世帯で完結させるのです。

感覚的には、アパートやマンションのお隣さんというイメージになります。

プライバシー重視の二世帯住宅です。

部分共有型

完全分離型とは違い、一部の設備を共有するタイプです。

例えば、お風呂やキッチン、リビング等、それぞれのライフスタイルに合わせ、共有する部分を決めて 間取りを考えます。

完全同居型

2 つの世帯で、キッチンやお風呂、リビングなどすべての空間を共有する二世帯住宅です。

 

二世帯住宅のメリット・デメリット

上記で 3 つのタイプの説明をしました。

ここでは、それぞれの間取りに対して、どのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。

完全分離型のメリット・デメリット

メリット
・各世帯のプライバシーを確保できる
・ライフスタイルを合わせる必要がない
・世帯ごとで光熱費の内訳がわかりやすい
・将来的に片方を賃貸として活用可能

デメリット
・設備などすべて2件分用意することになり、建築コストが高くなりやすい。
・工期が長い
・共有スペースがないためより広い土地が必要
・コミュニケーションが気薄になりやすい

部分共有型のメリット・デメリット

メリット
・世帯間で適度な距離感で生活ができる
・要所要所でプライバシーの確保が可能
・完全分離型に比べ建築費用を抑えやすい

デメリット
・光熱費の費用分担がわかりにくい
・少なからず世帯間で暮らしの配慮が必要

完全同居型のメリット・デメリット

メリット
・設備を全て共有できるので建築コストが安く工期が短い
・子世帯のみになっても暮らしやすい
・コミュニケーションを密に取れる
・重複する部屋や設備が少ないため1部屋を大きくできる

デメリット
・プライバシーが確保できない
・光熱費の分担の内訳がしにくい

皆様のライフスタイルにあったタイプはありましたでしょうか?

共通して言えるメリットとしては 「お互いに助け合えること」ですね。

共通のデメリットは、「プライバシーの問題」でしょう。

親世帯と子世帯の関係やライフスタイルに合わせ、どの間取りが向いているか検討する必要があります。

二世帯住宅は税金面で優遇される

二世帯住宅は税金面で優遇される

上記の項目で、税金面で二世帯住宅は優遇されているとお話ししました。

ど のような点で優れているのか見てみましょう。

相続税評価額を最大 80%減額可能も

相続税には様々な特例や控除がありますが、二世帯住宅であれば土地部分に「小規模宅地等の特例」を 適用できる可能性が高く、親の相続における相続税の大幅節税に繋がります。

しかも、一定の要件を満たせば相続の際に、最大 80%減税することも可能です。

かなり専門的な知識が必要になりますので、是非当社にご相談ください。

 

二世帯住宅建築の流れ

親世帯の土地に二世帯住宅を建てるなど、すでに土地があるケースでも、計画から竣工まで一年ほどか かることが多いです。

また家の建て替え中は仮住まいにお引っ越しいただく必要があります。

  • 1) 建設会社の選定 : 約 1-2 ケ月間
  • 2) プランニング・間取り・外観デザイン決定 : 約 1-2 ケ月間
  • 3) 本設計作成と建築確認申請 :約 3-4 ケ月間
  • 4) 仮住まいを探す : 約 1-2 ケ月間
  • 5) 解体工事・地盤調査・式典 : 約 1 ケ月間
  • 6) 二世帯住宅の着工から完成 : 約 4 ケ月間

 

トラブルの無い理想の二世帯住宅を建てるには?

二世帯住宅は建てた後、親世帯と子世帯の間でお互いの生活習慣の違い、家賃・税金・公共料金などの費用の折半の仕方などをめぐってトラブルになることもしばしば。

特に共有スペースが多い場合、互いの生活が見えたり生活音が聞こえたりすることで、離れて暮らして いれば気にならないことが気になる。

親世帯・子世帯が互いに過干渉となってしまうことも。

このようなトラブルをなるべく回避するためには、あらかじめ、お互いが納得できるまで話し合いを重ね、建てた後に想定される問題を考えられるか、その解消方法 を間取りに活かせるのかが鍵になります。

例えば、

  • ・プライバシーの確保について
  • ・建築や光熱費の分担について
  • ・家事の分担について
  • ・老後に備えてのバリアフリーについて

などは、最低限検討しなければなりません。

弊社では、品川区や目黒区の城南地域において、長年培ったそのノウハウを使い、建てた後も安心して快適に暮らせる二世帯住宅をご提供しています。

都心では敷地の広さに制約があるなかで、狭小地でも二世帯住宅を希望される方も多 くいらっしゃいますが、 親世帯、子世帯、それぞれのライフスタイルを詳細にヒアリングし建築面積と予算とあわせて ロフトや地下室など限られた空間を有効に活用しながら 空間の分離か共有か最良の方法 を検討していきます。
まずはお気軽にコトブキホームビルダーまでお問い合わせを。

東京の狭小住宅における11のデザインアイデアと成功事例

「東京で一軒家を建てたい!!!」

と思っても、どうしても条件が厳しくて諦めてしまわれている方も多いのではないでし ょうか?

コトブキホームビルダーのモットーは、「狭小」や「変形地」などの条件下でもお客様のご希望を形 にすることです。

30 年以上の実績を誇り、品川区、目黒区、大田区を中心とした城南地区で地域のみなさまのご信頼をいただいております。

今回の記事では、当社が得意とする、狭小住宅の建築事例と設計のポイントをご紹介いたします。

 

東京の狭小住宅「都市型3階建て住宅」コンセプト

当社では限られた空間の中でも、家族が楽しく快適に過ごせる「都市型3階建て住 宅」のコンセプトプランの間取りを公開しております。

(こちらのリンクよりご覧くださ い。)

かつては、

「都心部に仕事で通勤し、マイホームは東京近郊でゆったりとした一軒家」

という考えが主流だった時代もありました。

近年は共働き世帯も増えて、家は広さよりも通勤時間の短縮や買い物など生活の便利さを求める方が増えてきて、狭小でも都心に家を建てることを選ぶ方が増えています。

そのような傾向から、15 坪程度の土地に建つ家は「狭小住宅」とは言われていますが、む しろ都会の利便性を優先した場合の一般的な選択肢になってきていると言えます。

とはいえ、15 坪というと約 50 m²。

例えると大相撲土俵をもうちょっと広くしたくらいの敷地になります。

そう聞くと、ちょっとびっくりしますよね。

そんな大きさの土地にどれだけの家が建つのか…。

快適な生活ができるのか…。

当社の建築事例から、間取りやデザインの工夫をご紹介いたします。

 

東京で建てる狭小住宅のデザインアイデアと成功事例11

限られた土地で住宅を建てる必要があるため、効率的なデザインの配置をする通常の住宅とは違う技術や知識が必要になります。

ここでは長年、狭小住宅を建築してきた弊社のデザイン例(実例)を写真でお見せいたします。

2階の吹き抜けとファン

 

小屋裏収納

 

ロフト

 

ルーフバルコニー

 

壁厚を利用した収納

 

階段スペースの有効利用

 

ライトデッキ

 

廊下や扉のないオープンスペース

 

トップライトの活用

 

ウッドデッキ

 

引き戸採用

 

コトブキホームビルダーが建てる狭小住宅の特徴

限られた土地を有効活用するためには、どうしても縦方向の空間を最大限利用することになります。

結果的に3階建てでかつ、ロフトまたはルーフバルコニーの設置、また、建物の高さ制限に対しては、地下もうまく利用することが必要です。

室内空間を可能な限り広く使うためには、廊下や扉をあえて排除してフロア全体を一つのオープンスペースとすることも有効になります。

リビングから直接階段へとつながるような間取り、また小屋裏を利用したロフトなども、断熱・気密・遮熱性能が高くないと室温の管理が難しく非常に不快な環境になってしまいます。

コトブキホームビルダーの「建物保温技術」で最新の高気密・高断熱・高遮熱性能を確保した住宅のご提供が可能です。

また、社内には狭小住宅の設計を得意とした設計士もおります。

お客様のご要望をヒアリングさせていただき、さまざまな法的制約がある中でどのような設計が可能か、お客様の理想に できるだけ近づけるようご提案を続けてまいります。

 

東京の狭小住宅建築プロであるコトブキホームビルダーの建築住宅例

コトブキホームビルダーが手がける、東京における狭小住宅の代表的な施工事例をご紹介します。

東京都大田区に建てられた、狭小地に建つ建築面積「8坪」の二世帯住宅。

狭小住宅の中でも、かなり狭い物件です。

弊社では、敷地面積8坪の土地であっても狭小住宅を建てることができる、知識と技術、ノウハウを持っております。

↓詳しく「狭小地に建つ8坪の二世帯住宅 in 大田区」を見る場合は下のリンク↓
https://kotobuki-hb.jp/gallery/custom/custom20/

 

狭小住宅のプロに相談を

狭小地ならではの問題として、隣地が接近しているため、さまざまなトラブルが起こる場合もあります。

トラックやクレーンが入れない細い道路の場合は、手運びで材料を搬入したり、立地条件に合わせて当社でも柔軟に対応しておりますが、工事中は近隣の方々のご協力なしには進められない場合が多くあります。

工事の際は担当が近隣の方への窓口としてご挨拶まわりからトラブルへの対処まで速やかに対処し、地元での信頼関係を築いてまいりました。

当社ではどんな現場でも、まずは現地を確認させていただき、極力前向きにご提案させてい ただくことをモットーとしております。

大手や他社で断られたというお客様で当社に来られる方もいらっしゃいます。

最低坪数などの制限も当社ではございません。

まずはどうぞお気軽にご相談ください。

 

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