目黒区の不燃化特区の建替えや老朽建築物除却をご検討の方に朗報!
こんにちは。
秋も深まり、空気も乾燥してきて、火災が発生しやすい季節になりました。
今回は、目黒区の「不燃化特区」における建替え等に対する助成制度をご紹介いたします。
目黒区では、東京都と連携して火災に強い街づくりを目指すなか、特に老朽化した木造住宅が密集している地域を「不燃化特区」を定め、建物の不燃化工事や建替え、除却などを支援する助成制度を設けています。さらに今年8月、対象地域と制度内容が追加拡充されました。
「不燃化特区」助成制度の対象区域
8月の追加拡充を受けて現在対象区域になっている目黒区の地区は、
- 目黒本町五・六丁目、原町一丁目、洗足一丁目地区
- 目黒区目黒本町五丁目全域
- 目黒区目黒本町六丁目全域【新規】
- 目黒区原町一丁目全域
- 目黒区洗足一丁目1~24・29・30番 【追加拡充】
です。
「不燃化特区」助成制度の概要
目黒区の木密地域のなかでも特に防災の観点から危険度が高いと判断された地域の改善を目的としています。
改善方法としては、
- 老朽した建物の建て壊し
- 不燃化住宅の建替え
- 壁面の後退
上記になります。
「不燃化特区」助成制度を使える人
個人の方であれば基本的に助成制度を使用することができます。
また、中小企業者の方も除外となる一部助成内容以外は利用できます。
ただし、下記に該当する方は個人であっても助成を受けることができないのでチェックしてください。
【助成できない場合】
- 住民税・法人都民税を滞納している場合
- 宅建業者が販売を目的とする建替え
- 都市計画道路内の建築・仮設建築物など
- 同種の補助金、補償費等を受けている場合
「不燃化特区」助成制度の種類
具体的な支援としましては、下記6つの助成を受けることができます。
1.専門家派遣
建替えに必要なことを専門家へ無料相談が可能となります。派遣の回数は一年間に5回までと回数は決まっておりますが、相談地の周辺まで来てもらえます。
2.老朽建築物除却助成
老朽建築物の除去にかかった費用の一部が助成されます。延べ面積に応じて費用は変わりますが、上限で80万円まで助成されます。
3.戸建建替え助成・共同住宅建替え助成
建替えにかかった費用の一部(設計費・工事監理費などの一部)を新築する建物の延べ面積に応じて、基準額が助成されます。
最大で390万円ほど助成されます(詳しい計算は公式ホームページから)
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/sumai/enjo/
4.住替え助成
これは、上記「2.老朽建築物除却助成」で、賃借人等が移転することになったら移転費用(引越し費用・家賃の一部)が助成されるものです。
上限は引越し費用が10万円、家賃費用が30万円(3か月分)となります。
5.仮住居費助成
これは、上記「2.老朽建築物除却助成」で、その土地に新たに建替えを行う場合に移転費用(引越し費用・家賃の一部)が助成されるものです。
上限は引越し費用が10万円、家賃費用が30万円(3か月分)となります。
6.壁面後退奨励金
こちらは老朽建築物以外でも活用でき、東西連絡路、にこま通り、駅前通り東の3路線が対象。後退した面積に応じた奨励金を交付。
なお、中小企業者の場合は「専門家派遣・住替え助成・仮住居費助成」は対象外となるのでご注意ください。
「不燃化特区」助成制度の有効期限
当然この助成制度には期限があります。当初令和3年度まででしたが、5年間延長されて、令和7年度までとなりました。まだ猶予がありますので、建替えなどを検討されている方は対象となるかどうかご確認いただくことをお勧めします。
まとめ
以上が目黒区の「不燃化特区」における助成制度になります。
対象地区のみに限定されますが、建替えなどをご検討の際は有効に活用することで
費用を抑えることができます。また固定資産税、都市計画税の減免を受けることができる場合もあります。
詳細につきましては目黒区のHPをご参照ください。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/sumai/enjo/hunenkatokku.html
コトブキホームビルダーでもご相談を承りますのでお気軽にお問合せください。